複雑な状況を整理し、関係者の間で円滑なコミュニケーションを重視するバイオベンチャーコンサルタント。経験から得た気づきをもとに、誠実な行動で信頼を築いている。
Meishi+
インタビュアー
田島里華
バイオベンチャーコンサルタント

Rika Tajima
田島里華
バイオベンチャーコンサルタント・1年
バイオベンチャーコンサルタントとして、複数の立場や意見が交錯する現場で誠実さを大切にしています。所属先では、サイエンスの専門性と事業推進の両面から支援し、混沌とした状況を整理して次の一歩を見出すことを心がけています。
仕事観
なぜ混沌を整理しコミュニケーションを重視するようになったのですか。
田島
私は複雑な状況や利害が絡む場面で、まず全体像を整理してから行動に移すことが大切だと考えています。特にバイオベンチャーの現場では、さまざまなステークホルダーが関わり、意見や価値観が異なることが多く、そのままでは話が進まないことも多いです。そのため、混沌とした情報や感情を分かりやすいかたちに整え、関係者同士が納得できるような対話の場を意識的につくるようにしています。こうした姿勢が結果的に、プロジェクトの推進や信頼関係の構築につながると感じています。
原点
この仕事を始めるきっかけとなった原体験について教えてください。
田島
もともと人の命に関わるサイエンス分野に強い関心がありました。大手製薬企業での勤務や、バイオベンチャーでのCOOやCEOの経験を通じて、科学の持つ社会的な意義や責任の重さを実感するようになりました。そうした経験が、今のコンサルタントという立場で関わることを選んだ大きな理由です。現場での経験が、私の行動や価値観の土台になっていると感じています。
転機
どのような出来事が考え方や行動に変化をもたらしましたか。
田島
以前は、正しい理論を示せば人は動くものだと考えていました。しかし実際には、正論をただ伝えるだけでは相手に届かず、納得してもらえない場面も多いことに気づきました。そうした経験を経て、言葉だけでなく自分の行動で示し、なぜその行動が重要なのかを丁寧に説明することが大切だと思うようになりました。今では、相手が納得しやすい伝え方やプロセスを意識しています。
生活
休日の過ごし方と、その時間がもたらすものについてお聞かせください。
田島
休日は油絵を習うことで、日常の仕事や思考からいったん離れるようにしています。絵を描いている時間は、頭の中が空っぽになり、無心でリラックスできる貴重なひとときです。そうした時間を持つことで、心に余白が生まれ、仕事に戻ったときに新たな視点やエネルギーを得られるように感じています。自分にとって大切なリセットの方法です。
未来
今後どのような人と一緒に取り組みたいと考えていますか。
田島
これからは、サイエンスの尖った専門性を持ち、それを人の健康に役立てたいという強い意志を持つ方々と関わっていきたいと考えています。社会実装のプロセスは困難も多いですが、同じ目標に向かって協力できる仲間との出会いを大切にしたいです。そうした方々と共に、新しい価値を生み出す仕事を続けていきたいと思っています。
Rika Tajima
田島里華
バイオベンチャーコンサルタント・1年